絵巻(美術×日本の伝統×物語)
【絵画造形コース】小学生の火曜・水曜・木曜クラス(月3回)は、5月に絵巻を制作しました。
4つの場面から物語を想像し、絵巻の特徴を活かした、絵と文によるオリジナル作品です。
子どもたちの心の中には様々なイメージや物語(お話、ストーリー、関係性)があります。
今回の制作では、日本の伝統的な「絵巻」を鑑賞し、どのように絵や物語が進んでいくのか考え、自分ならではの絵巻を制作しました。
絵巻を鑑賞してみると、荒唐無稽なお話や、物語として成立していないような物も多く存在します。
子どもたちも起承転結に必ずしも沿わない、自由な物語の絵巻を完成させました。
制作プロセス
①物語の構想を練る

・絵巻の鑑賞と歴史を学ぶ
・4つの場面から物語を考える
今回は主に信貴山縁起、鳥獣戯画などを鑑賞した後、絵巻の読み方を学びました。
②絵の線描き、着彩

4つの場面を決め、下描き→線画→着彩の順に進めます。
③仕上げ、装丁

絵をつなぎ合わせ、軸、押さえ竹、表紙、紐、題簽を作り完成させます。
